情報I 学習サイト
任意40分

コンピュータの性能

学習目標
学習の作業時間の目安
読む(クロック周波数、キャッシュ)10分
例題を追う(命令数、実効アクセス時間)10分
操作(ヒット率を変えて比べる)5分
自力演習(段階別の練習)10分
振り返り5分

1. クロック周波数

CPU は、クロック信号に合わせて動作します。1秒間のクロック信号の回数をクロック周波数(Hz)といい、性能の目安の一つになります。1GHz は 1秒に 10億回です。

例: 2GHz の CPU が、1命令を平均 0.5 クロックで実行するなら、1秒あたり 2,000,000,000 ÷ 0.5 = 4,000,000,000 命令です。

CPU キャッシュ小さい・速い 主記憶大きい・遅い ヒット率 Ph: キャッシュにデータがある割合。残りは主記憶へ行く(1 − Ph)。
図1 CPU とキャッシュ、主記憶の関係。速いものほど小さく、遅いものほど大きい。

2. キャッシュメモリ

CPU と主記憶装置の速度の差を埋めるため、小さくて速いキャッシュメモリを間に置きます。目的のデータがキャッシュにある割合をヒット率(Ph)といいます。

平均のアクセス時間(実効アクセス時間)は次の式で求めます。

Te = Ph × Tc + (1 − Ph) × Tm (Tc: キャッシュのアクセス時間、Tm: 主記憶のアクセス時間)

3. 操作

値を変えると、実効アクセス時間が変わります。ヒット率を 1 に近づけるとどうなるか確かめてください。

段階別の練習

自力演習(10分): 単位と式を確かめながら計算します。

易(基本の確認)

  1. 2GHz は 1秒間に何回のクロック信号か。
    答えと解き方2 × 109 回。G は 109。
  2. 1命令を 1 クロックで実行する 1GHz の CPU は、1秒に何命令実行できるか。
    答えと解き方109 命令。

標準(手順を組み合わせる)

  1. 1命令を平均 2 クロックで実行する 3GHz の CPU は、1秒に何命令実行できるか。
    答えと解き方3 × 109 ÷ 2 = 1.5 × 109 命令。
  2. Tc = 5 ns、Tm = 50 ns、Ph = 0.8 のとき、実効アクセス時間を求めなさい。
    答えと解き方0.8 × 5 + 0.2 × 50 = 4 + 10 = 14 ns。

共通テスト形式(読み取りと判断)

  1. Tc = 10 ns、Tm = 100 ns で、ヒット率を 0.5 から 0.9 に上げると、実効アクセス時間はどう変わるか。
    答えと解き方ヒット率 0.5: 5 + 50 = 55 ns。0.9: 9 + 10 = 19 ns。約 36 ns 短くなる。
  2. MIPS(100万命令/秒)で、1秒間に 1500 MIPS の CPU は何命令を実行できるか。
    答えと解き方1500 × 106 = 1.5 × 109 命令。

振り返り

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