アナログとデジタル・情報量
学習目標
- 連続的に変化する量(アナログ)と、数値で区切って表す量(デジタル)の違いを説明できる。
- ビット・バイトと、KB・MB などの単位の関係(1KB = 1024B)を計算できる。
| 学習の作業 | 時間の目安 |
|---|---|
| 読む(アナログとデジタル、単位の説明) | 15分 |
| 例題を追う(量子化の操作、換算) | 10分 |
| 自力演習(段階別の練習) | 15分 |
| 振り返り(下の確認問題) | 5分 |
1. アナログとデジタル
水銀温度計は温度を連続的な長さで表します。これをアナログといいます。一方、デジタル温度計は「22.5℃」のように、最小単位0.1℃ごとの数値で表します。0.1℃の間の温度は表せません。これがデジタルです。
デジタルに変換すると、元の値との差(量子化誤差)が生じます。例えば 22.53℃ は 22.5℃ として記録されます。このように、値を決めた段階(段階の間隔)に丸めることを量子化といいます。
2. 0と1で表す
コンピュータは数・文字・画像・音を、0と1の組み合わせで表します。1桁の0か1をビットといい、8ビットをまとめて1バイトといいます。
| 単位 | 読み方 | 関係 |
|---|---|---|
| bit | ビット | — |
| B | バイト | 1B = 8bit |
| KB | キロバイト | 1KB = 1024B |
| MB | メガバイト | 1MB = 1024KB |
この教材では 1KB = 1024バイト の換算で統一します(2進数の桁の単位に合わせた換算です)。10進の「1000バイト」とは区別してください。
3. 表せる情報の数
nビットでは 2n 通りの情報を表せます。例えば 3ビットなら 8通り(000〜111)です。
段階別の練習
自力演習(15分): 易から共通テスト形式へ。答えは開いて確認し、途中式も書いてみましょう。
易(基本の確認)
- 4ビットで表せる情報は何通りか。
答えと解き方
24 = 16 通り。 - 1024 B は何 KB か。
答えと解き方
1024 ÷ 1024 = 1 KB。
標準(手順を組み合わせる)
- 1.5 MB は何バイトか(1 MB = 1024 KB、1 KB = 1024 B)。
答えと解き方
1.5 × 1024 × 1024 = 1,572,864 B。 - 振幅を4段階(2ビット)で表した量子化の段階の間隔は、最大値 1 に対して何か。
答えと解き方
段階の数は4なので、段階の間隔は 1/(4−1) = 1/3 ≒ 0.33。最大の量子化誤差は間隔の半分の約 0.17。
共通テスト形式(読み取りと判断)
- 1000 通りの情報を区別するには、最小で何ビット必要か。
答えと解き方
29 = 512 < 1000 ≤ 210 = 1024 なので、10 ビット。9 ビットでは 512 通りしか区別できない。
振り返り
- 「連続」と「段階(とびとび)」の違いを、自分の言葉で説明できますか。
- 1KB を 1000 バイトとして計算すると、1024 バイトとの差はどう影響するか説明できますか。