情報I 学習サイト
必須70分

個人による安全対策と安全のための情報技術

学習目標
学習の作業時間の目安
読む(情報セキュリティの3要素、パスワード)15分
読む(マルウェア、不正アクセス、ファイアウォール)15分
読む(有害情報、電子すかし、ブロックチェーン)10分
例を追う(組合せの計算)10分
自力演習(段階別の練習)15分
振り返り5分

1. 情報セキュリティ

情報を盗み見・改ざん・破壊などから守ることを情報セキュリティといいます。その要素は、機密性、完全性、可用性の3つです。

機密性許可された人だけが 完全性破壊・改ざんされていない 可用性必要なときに使える 情報を守るための3つの要素。パスワード管理やファイアウォールは、この要素を守る対策。
図1 情報セキュリティの3つの要素。

2. パスワード管理

アカウント(利用者を特定するもの)を、ユーザ ID とパスワードで認証する(ログイン)。パスワードは推測されにくいように、異なる文字種を組み合わせ、長く、他で使い回さないようにします。

3. マルウェアと不正アクセス

コンピュータに危害を加える悪意のあるプログラムをマルウェアといい、その中で他のファイルに感染するものをウイルスといいます。不正アクセスは、利用する権限のないコンピュータやネットワークに入ることです。対策として、ウイルス対策ソフトの利用、OSやソフトの更新、ファイアウォール(通信を検査して遮断する仕組み)を使います。

4. 安全のための情報技術

有害な情報への対処には、ブラックリスト方式(閲覧できないものを決める)とホワイトリスト方式(閲覧できるものを決める)があります。著作権を守るための電子すかしは、画像に見えない情報を埋め込み、コピーを検出できるようにします。ブロックチェーンは、取引の記録(ブロック)を多くのコンピュータに分散して保持し、正当性を確かめる仕組みです。

例: パスワードの組合せ

4桁のパスワードを、数字(10種類)だけで作るなら 104 = 10,000 通り。英字52種類(大文字・小文字)と数字10種類の計62種類で作るなら 624 = 14,776,336 通りになる。文字種と桁数を増やすと、推測されにくくなる。

段階別の練習

易(基本の確認)

  1. 情報セキュリティの3要素を答えなさい。
    答えと解き方機密性、完全性、可用性。
  2. 利用する権限のないコンピュータに入ることを何と呼ぶか。
    答えと解き方不正アクセス。

標準(手順を組み合わせる)

  1. 数字だけの4桁のパスワードは何通りか。
    答えと解き方104 = 10,000 通り。
  2. ウイルスとマルウェアの関係を説明しなさい。
    答えと解き方マルウェアは悪意のあるプログラム全般。ウイルスはその中で他のファイルに感染するもの。

共通テスト形式(読み取りと判断)

  1. 完全性を守る対策として最も適切なものはどれか。(ア)ファイアウォール(イ)パスワードの定期変更(ウ)電子すかし
    答えと解き方(ア)。ウイルスや改ざんに対処する仕組み。(イ)は主に機密性、(ウ)は著作権の保護のため。
  2. ブラックリスト方式の説明として正しいものを選びなさい。(ア)閲覧できるものだけを決める(イ)閲覧できないものを決める
    答えと解き方(イ)。(ア)はホワイトリスト方式。

振り返り

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