ドメイン名・名前解決・ルーティング
学習目標
- ドメイン名の階層(国名、組織区分、組織名)を読み取れる。
- 名前解決で DNS が担う役割を説明できる。
- 回線交換とパケット交換の違いを説明できる。
| 学習の作業 | 時間の目安 |
|---|---|
| 読む(ドメイン名、名前解決、回線とパケット) | 20分 |
| 例を追う(ipconfig、nslookup) | 15分 |
| 自力演習(段階別の練習) | 20分 |
| 振り返り | 5分 |
1. ドメイン名とホスト名
IPアドレスは数字の列で覚えにくいため、ドメイン名(例: www.jma.go.jp)が使われます。ドメイン名は、右から国名、組織区分、組織名という階層になっており、「.」で区切ります。
2. 名前解決
ドメイン名を、通信に使う IP アドレスに変換することを名前解決といいます。各ドメインに設置されたDNSサーバが、担当するドメイン名と IP アドレスの関係を管理し、問い合わせに答えます。
3. 回線交換とパケット交換
電話は、通話する二点の間を回線で確立してから通信する回線交換方式です。インターネットは、データを小さく分けたパケットに、宛先などのヘッダ情報を付けて送るパケット交換方式です。回線を占有しないため、同じ回線を多くの通信で共有できます。
4. ルーティング
ルータは、パケットの宛先をもとに、次に送る経路を選びます。これをルーティング(経路選択)といいます。途中で経路が変わったり、遅れたりしても、TCP が順番に並べ直し、元のデータに戻します。
例: 自分の接続先を確かめる
ipconfig を実行すると、「デフォルトゲートウェイ」が、このネットワークの出口となる機器(ルータ)の IP アドレスとして表示されます。
nslookup コマンドにドメイン名を指定すると、そのドメインの IP アドレスが表示されます。
段階別の練習
易(基本の確認)
- ドメイン名 www.jma.go.jp の一番右の部分は何か。
答えと解き方
jp(国名)。 - IPアドレスを求めるために、ドメイン名を変換する処理を何と呼ぶか。
答えと解き方
名前解決。
標準(手順を組み合わせる)
- 回線交換方式とパケット交換方式で、回線を占有するのはどちらか。
答えと解き方
回線交換方式(通信中は回線を確保し続ける)。 - ルータの役割を、「経路」の言葉で説明しなさい。
答えと解き方
パケットの宛先をもとに、次に送る経路(経路選択)を決める。
共通テスト形式(読み取りと判断)
- ある学校のWebサイトのドメイン名から IP アドレスを調べる時に使うコマンドは何か。
答えと解き方
nslookup(ドメイン名を指定すると、対応する IP アドレスが表示される)。 - パケットに宛先などのヘッダ情報を付ける理由を、1文で説明しなさい。
答えと解き方
途中の経路で、どの宛先へ、どの順番で届けるかが分かるように。
振り返り
- ドメイン名を右から読めますか。
- 回線交換とパケット交換の違いを、回線の占有で説明できましたか。